生存回路の表紙はどうやってできたのか

 
usino2
作者の牛野小雪です
バイト14
助手のニア・タスマだぜ
usino3
ここでは『生存回路』の表紙が
どういう経緯で描かれたのかを解説していきます
usino3
最初に考えていたのは大量の河童が表紙を
埋め尽くしているという案だったのですが、
作者の腕が拙すぎたので、河童という字を敷き詰めました。
でも河童だと字面が重すぎるので
アルファベッドでKAPPA,kappaと
大文字小文字を交互に書き、
コピーを繰り返しました。
こんな風に
yokonaga
usino3
で、KAPPAkappaの隙間には登場人物の名前もアルファベッドでいれて、最後に『生存回路』と目立つように白い字で入れる。あんまり良い感じはしなかったけれど、ひとまず仮案ぐらいにはなりました。こんな感じ
名称未設定 1
usino3
生存回路の部分がはっきりとしないので、
文字の下に色を塗って目立つようにしました。
それと文字や背景の色も色々試して、
最終的にはこうなりました。
名称未設定 2
バイト12
ケバケバしいな
usino3
目立つことは正義
ちなみに生存回路の字は見た人がひっかかるように、
辺と辺の間を空けています
yokonaga 2

バイト4
ああ、なんか妙だと思ったのは、そのせいだったのか。

usino
しかし、この題名を入れるというのが曲者で、
どこへ入れてもしっくりこない。

そもそも絵を描いた後に入れるから、
どうしても絵のバランスが崩れてしまうから。

それで考えたのがこれ!
名称未設定 5
usino
絵の邪魔になるから題名も作者名も絵の外側。
文字もアルファベッドを認識してしまうと汚く見えるので、

思い切って河童を描いてみました。
バイト6
すっとんきょうな顔で力が抜けそうだな
usino
ええ、

でも刀を打ち合う世界観にはふさわしくないので、
殺伐とした感じに描きなおしました。
名称未設定 4
usino
大きくお口を開けて読者を飲み込もうとしている河童です。
しかし、河童と知らなければ奇妙な抽象画にしか見えない。
でもそれが新しい発想を生んでくれました。
なら、抽象画で表現してみようと。
それでできたのがこれです。
名称未設定 3
バイト12
あ~・・・・つまり、どういうことだ
Tポイントカードみたいになってるぞ
usino
河童の肌の緑、空の青を河童のくちばしが挟んでいるんです
バイト13
何となく分かった。
三色だけで世界観を表しているんだな
usino
そうです。

でも緑は必要ないかもしれないと考えました。
青と黄色の二色だけで、

青と黄色の間にある緑を感じさせられるのではないかと。
バイト1
自分の顔色を鏡で見たな
usino
それで描いたのがこれ
名称未設定 6
バイト14
ぐるぐるばっかりじゃねえか
usino
救世主の到来を祈る河童達の抽象的な絵なんです
でも黄色がくどい感じがしたので一本だけにしてみました

usino
ぐるぐる三つは作中に出てくる
家老の水谷、美しい稲姫、美侍竜丸のメタファーでもあり、
河童達のメタファーでもある。
これほど精神性の深い表紙はありませんよ。
バイト13
へぇ、殺風景な表紙にもちゃんと意味があるんだな
usino
理論派ですからね
バイト14
じゃあ、それぐらい自作を解説しろよ
usino
・・・・・・
バイト4
お前って、そういう奴だよ!



(おわり)




牛野小雪の小説はこちらから→牛野小雪/kindleストア

コメント

このブログの人気の投稿

生存回路

ターンワールド

真論君家の猫